陽だまり笑顔の君に



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「というわけで、今日からレコーディング始まるし、俺もゲーム制作側として参加するから。



大まかなキャラ設定とか考えたのは羽麻たちだけど、細かな設定は俺らの科が考えたし、結構厳しくするつもりだから覚悟しておいて」




そう言った桜庭くんの顔は
ほんと真剣そのもので
このゲームにかなりの
熱を燃やしていることが
容易に伺えた



「俺も、この作品には夢に一歩近づくチャンスかかってるから本気でやりたいんだ」



「俺は将来の夢もクソもねーけど…羽麻が本気ならそれについてく。優亜の夢への第1歩にもなるから容赦はしない」




桜庭くんに続いて
俊くんも紀田さんも
真剣な顔つきで
意気込みを語る



「奈々、私たちも本気で頑張ろう」



「うん!」




私も…これが私の夢の
第1歩になるのだから
頑張らなくては…!!



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「優亜、そこもっと優しい感じで」



「青葉さん、そのシーンはもっと熱い気持ちを込めて」




桜庭くんの的確かつ
厳しい指摘の中



第1章のストーリーに
声を当てていく。



みんな素人同士だから
何が正解かなんてわからないし




というか演技に正解が
あるのかなんてわからないけど



桜庭くんや羽麻くんが
求めるキャラに忠実に
近づけていきたいのは確かで…


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