円城寺家のイケメン探偵 ~脅迫状に込められた思い~
「俺には…必要ない」というのは、湊音さんの夢は弁護士になることで、その夢を叶えたから、お父さんの跡を継ぐことが出来ない…という意味。


『湊音兄さん、ありがとう。こんな大切な物…嬉しいよ。父さんの仕事は、僕が立派に継いでみせるから安心して』


涙無しでは聞けないようなセリフを言ったのは、円城寺家三男の円城寺 柊音(しをん)君。


まだ15歳、中学3年生にして、もうお父さんの跡を継ぐ決意をしてる柊音君には、本当に驚かされるし感動すら覚える。


真面目で、人を思いやれる優しい性格。


見た目は確かに華奢でまだまだ子どもの雰囲気は抜けないけれど、身長は170cmもあり可愛い系のイケメン。


有名私立中学でテニス部キャプテンとくれば、少女漫画でよくありそうな「みんなの憧れ」的存在だ。


おまけに髪型は、黒髪マッシュにパーマ、私服OKの学校内ではオシャレ過ぎてひときわ光ってる。


もはや向かう所敵なしの人気者だ。
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