円城寺家のイケメン探偵 ~脅迫状に込められた思い~
『僕も情けないよ。先生が中島さんを脅してたの知っても何も出来なくて…ただ、中島さんが帰るまで学校に残るくらいしか…』


『私が誰にも言わないでってお願いしたからだよ。気持ちがたまらなくなって、つい話してしまって…小川君を苦しめて。なのに、私のことかばってくれて…本当に…ごめんね』


演劇部の3人の中に流れる「友情や愛情」を…佐々木先生はぐちゃぐちゃに壊そうとしたんだ。


本当に…許せない。


久しぶりに怒りで全身が震えた。


『エーデルワイスの花を描いたのは…中島さんの「心の叫び」だったんだね。誰か…助けてって』


凛音が言った。


『…花言葉…ご存知だったんですね』


『僕じゃない。僕の大切な人が教えてくれたんだよ。とにかく、君が先生を突き落としたんじゃないことはわかった。先生が階段から落ちたことと脅迫状は別だったとハッキリした。でも、やっぱりこのタイミングで起こったことは気になるよね。先生は自分で落ちたのか、それとも…まだこの先に何か「別の真相」があるのか』
< 66 / 103 >

この作品をシェア

pagetop