【完】王子様系男子の哉斗くんは、毎日会いに来る。



 昼間のことを親父に一通り説明する。


「……なるほど。まぁ、そういうことならいいが。権力を使うのはダメだな。お前は権力を使う立場ではないんだからな」

「はい、申し訳ありません」


 親父に「下がっていいぞ」と言われ、書斎を出た。部屋に戻るとベッドにそのままダイブする。


「可愛かったな……」


 服装もだけど笑顔とか見上げられた目線とか……もうガチの天使だった。

 それにあんな形でのキスだったけど、美央ちゃんの唇柔らかかったな……なんて考える俺は本当におかしい。







 


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