【完】王子様系男子の哉斗くんは、毎日会いに来る。



 紅茶の入ったカップを受け取り、一口飲む。2人は私も話に入れるようにゆっくりと話してくれるけど私は睡魔に耐えようと必死だ。


「そう言えばね、……パーティー前……会をやるの。良かったら、……くんもどうかしら?」

「はい。喜んで」


 ところどころしかわからない。誕生日会の話? それとも夜の誕生日パーティーの話……?

 私は、いつのまにか睡魔に負けてしまい眠ってしまった。

 部屋に運ばれた後に夢かどうかわからないけど、私の額に触れ温かい感触がした気がする。

 目が覚めた時には哉斗くんが帰ってしまった後で、自分が眠ってしまったのに気持ちは沈んだ。











 

















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