お嬢は若頭のぜんぶを知りたい。
嵐の予感



楽しい夏休みはあっという間に終わって。
学校がはじまれば、すぐに先生の口から出たのは2週間後の体育祭の話。


体育祭ではクラスTシャツを各クラスごとに着ることになっていて、早く発注するためにそれは夏休みに入る前にクラスで決めていた。


そして、夏休み明けに配られたクラスTシャツ。


わたしたちのクラスのTシャツは、黒い布地に白い文字が入ったもの。
背中にはクラスとクラスメイトの名前が入っている。


実物を見て……すごく感動。
わたしの名前も、ちゃんと入ってる。ちゃんと入ってるよ……!


高校生になるまで、友だちがいなかったから学校行事を楽しいと思ったことなんてなかったけど。
友だちができた今は、体育祭がすごく楽しみ。




「茉白、どの種目に出る?」


くるりとうしろを向いて、聞いてきたのは凛ちゃん。


クラスTシャツが配られたあとは、体育祭の種目決め。
体育祭は楽しみだけど……運動音痴なわたしは、クラスの足を引っ張らないかがすごく心配だったり。


ここは……慎重に選ばないと。

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