星のような君の隣にいたい。
「お前って名前に優って入ってんのに全然優しくねーよな」


翔が急に言ってきた。


「名前に優って入ってるからって誰にでも優しくしなきゃなんねー義務はねーだろ」


まぁなと翔は答えた。
こんなくだらない会話が俺と翔のいつもの日常だ。この日はあまりに暑かったので俺と翔は早く家に帰って涼しい家でゲームでもしようという話になった。

まぁいわゆるサボりだ。
俺達は靴を履いて走り校門を出ていきよいよく坂道を下っていこうとしたその時、「きゃあっ」翔の目の前に制服を着た女の子が頭を伏せてしゃがんでいた。

恐らく翔が突っ込んで来たので避けようとしたのだろう。
翔は何とか危機一髪女の子を避けた。
そして俺は急いで駆け寄った。

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