中島くんは私を離さない




4月のある日。


「好きです付き合ってください」



放課後、テニスコートで中島くんから告白された。



髪を7:3に分けてて黒髪でサラサラ。


筋肉質だけど細くて頭もいい。


生徒でも先生の間でも中島くんは優秀で信頼できると言われている。


中島くんが私のクラスの生徒になって私が顧問している硬式テニスでも一緒で結構クラスの中では話している方。


でも私は生徒に恋愛感情なんて一切湧かないしそんな目で生徒を見たことがないし見れない。



「ごめんね、中島くんとは付き合えない」
「それは生徒だからですか?」


「それもあるし、今は恋より仕事だから」
「そうですか、、、そうですよね」


「うん、それじゃもう夜遅いから自主練は終わって……」
「先生」


「うん、なに?」



中島くんは目力を強めて、私をじっと見つめる。



「俺絶対諦めないですから、絶対に振り向かせます、猛アタックするから覚悟しててくださいね、せんせっ」


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