アネモネ
翌日、私の顔は腫れていた。あれからずっと泣いて、眠れやしなかった。今日が休みでよかった。


わたしは正直、少し外に出るのが怖い。昨日電話をかけてきた男がまた今日も私を見ているかもしれない。そう思うと、気持ち悪くて気分が優れなかった。

誰かに相談するにしても、このことを話したらみんなに心配をかけて、迷惑もかかってしまう。
悩んだ末に、わたしはみかにラインした。少し相談に乗ってほしいと。すぐ既読がついて、どーしたのー?とかえってきた。わたしは昨日起こったことをみかに説明した。するとみかから電話がかかってきた。

「あんた大丈夫なの?警察に行った方がいいんじゃない?」

「うん、でも電話だけだったし実害はないから、警察に行っても本格的に動いてはくれないと思う、」

「そっか。とにかく、一人にならないことよ!わたしたちが出来るだけ付き添うよ!帰りとかさ!」
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