。。折れた羽根、虹の架け橋。。③
え!え!なに??


玄関を飛び出して、ビックリ!!
いかにもな、人が中学生ぐらいの男の子に怒鳴り散らしていた。




「そんな弱虫でどうする!!
俺様の子だろう!
最後の1年は絶対学校行け!!
何が何でもだ!!」



あれは、教育なんだろうか?


玄関からなかなか出てこない青年の肩が、少し見える。


「嫌だー、2年間も通信で通ってて残りの1年学校今更いっても、俺の存在価値ないよ!!
絶対行かない!」


んー。

確かに、2年間ずっと教室にいなかった生徒。

絶対注目の的だよな。
私なら、どんな生徒か、クラス違っても見ちゃうけどーー。


「んな、弱虫で好きなやつ出来ても守れず終わるのが落ちだぞ!!
すぐ違うやつに取られて、なんにも伝わらず終わるパターンだ!
いいからとにかく立て、行け、歩け!!」




なんか、凄い人達が来たな。

関わっていいんだろうかーーーー。


私が考えてる間に、男の手が男の子を捉え、繰り出されたパンチ。



あ。







ーーーーーーーーガシッ。








私は咄嗟にその手を抑えていた。





「ーーーーあげ、は」






えっーーーー?




この人、ママのこと知ってるの?


私はよくママに似てると言われたけどーー。


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