強引上司は虎視眈々と彼女を狙ってる【7/12番外編追加】
「いや、三好のその見た目と中身のギャップにやられる男、結構いると思うけど?」

「…それはセクハラ発言の部類に入るのでは?」

じとりと俺を見上げる三好。

「えー、イマドキの女子社員との接し方、むずー」

「…ふはっ!」

あ、笑った。さっきのにこりとした微笑みとは違う、無防備な、子供みたいな笑顔。

その表情の変化を、もっと見てみてぇ。
俺の中の、変な欲求。

好きとかそういうんじゃねーけど、なんか気になる。

それが、俺にとっての三好だった。
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