ねこ先輩に「好き」を伝える方法。
「芽衣」



心臓の音が鳴りやまなくて。

奏多先輩に聞こえてしまいそうなくらい、心臓がドキドキして。

奏多先輩のシャツを握る手が震える。



「芽衣。……愛しているよ」



ささやかれた言葉を、何度も頭の中でリピート再生する。


”大好き”じゃない。

”愛している”の言葉。



「ず、ずるいです……っ」

「本当のことを言っただけ」

「それがずるいんです……」



奏多先輩の手が、私の頬に触れる。

奏多先輩の温もり。


そして。

どちらともなく、キスをした……。

このまま時間が止まればいいのに。


そう思ったのは一瞬で。

やっぱり、時間は進んでほしい。

だって、奏多先輩とこれから過ごす時間は、大切にしていきたいから……。
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