私が好きになった人は先生でした
「俺、503」

「ええぇぇえええ?お隣?」


そういえば、誰か入るって言ってたっけ?

この前まで空き部屋だったのに。


「みたいだなー」

「先生だったんだ」

「ん?」

「隣誰もいなくてよかったのにー」


隣に誰も住んでないとなると、ちょっとは気が楽だったんだけど。

物音とか色々とね。


「悪かったな」

「いえ、別に。それじゃあ、さようなら」


話していたら家の前についていた。

さっさと家に入って落ち着きたい。


そう思いすぐに家に入った。


まさか、隣が先生って。

こんなことあるのかなー?


彩ちゃんに教えないと!!


…………ん?待てよ?

教えていいの?


学校にバレたらまずくない?

たまたまとはいえ、変な誤解とかされない?


それだけは避けたい。


彩ちゃんにも内緒にしといた方いいかな。

同じマンションだからいつか気づくかもしれないけど。


住んでる階は違うし、気づかない可能性もあるよね。


なんて、1人で考えていた。
< 37 / 41 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop