第一章

*出会い*

201X年1月——






「お疲れ様でしたぁ〜。。」


今日もやっと長い一日が終わった




笹村美妃 22歳
今の理容室の見習い?アシスタント?の
仕事に就いて二年目くらい。



最初はアルバイトで入って、
その後ちょっとして社員になったけど



勤務時間は8時半〜19時半


一服か昼ご飯かトイレ、
どれを取るか考えるほどの

少しの休憩だけ

更に週末100人越えの来客

ハードな仕事量で疲れ果てた私は

ある程度シフトの融通がきく
アルバイトに戻ることにして

通信の理容専門学校も辞めてしまった


周りには仕事変えなよなんて耳が痛い程言われる

けど高校を中退して
適当にフリーター生活してた私を
雇ってくれるところを探すのは結構大変で


ダラダラとブラック企業で働き続けてきてしまった。


自分の行動力が無いだけなんだけど。

人間関係もそんなに悪くないし。。





「また今日も飲み行くのか〜?」


仕事が終わると決まって店長に言われる言葉




「もちろんですよ〜(笑)」

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