これがリアルな恋愛事情〜好きの形はひとつじゃない〜


最近の私はなにかにつけてイライラしてて、情緒が不安定。



そんな自分に更にイライラしてもう悪循環。



誰にこの気持ちをぶつけたらいいかも分からずで、そもそもぶつける相手なんて居ない。



学校に行けば恐らくそう遠くないうちに二人でいるところを見ることになるだろうし、現実を見せつけられてしまうことに自分がどうなってしまうのかが怖くて仕方ない。



でも私はなんでもないように振る舞わなくちゃいけないし、きついなぁ。



教室に着いた。何人かは来ているものの光輝は朝練でいないし岸くんもまだだった。



それになんだかほっとする。



席に座って机に突っ伏した。


何もする気になれなくて。



目を閉じた。



ーーー




「おはよー!」



「おーい、おはよって!」



私のすぐ横で上から声が聞こえた。



私寝ていたのか、初めてだ学校で寝るなんて。



体を起こして聞こえた方に顔向けた。




「、、光輝、、おはよう」



部活が終わって教室に来た光輝がいた。



「朝から寝てるなんて珍しーのな!」



「まぁね」



そう言って乱れた身なりを少し整えた。



気にしすぎてしまって上手く会話を続けられないし、光輝と話すだけなのに緊張というか、遠慮というか、してしまう自分が初めての感情でよく分からなくなる。



直ぐにチャイムがなって、ホームルームが始まった。



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