今日も君に恋焦がれる
「ただいまっ!」



鍵は開いてる。


なぜなら…



「おかえり〜」



愛おしの、そして癒しの、大好きな彼…


ーーー真宮葵


が先に帰っているから。


ヒールを乱暴に脱ぎ捨てリビングへ。



「胡桃先輩遅い。待ちくたびれた」



っっっくー!!可愛い!!!


ソファでくつろいでいたのか、体を起こしながら文句を言われてしまう。



だけどいい!全然いい!!むしろもっと文句を聞かせてほしい!!!


なんて思ってしまうわたしはドMなのか…?



「うぅ…ごめんね?書類ギリギリでさ」
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