今日も君に恋焦がれる
胡桃先輩を一番に優先したいのに、それができない現状にイライラする。


それからマッハで仕事を終わらせたが、会社を出る頃には21時を回っていた。



「葵っ!」



会社を出て数分のところで電話の相手と合流。



「夏美…迎えとかいいから。てかこういうの困るって言ってるよね」



ーーー山本夏美


高校の時の元カノの1人だ。


俺はそのまま夏美の家へと足を運んだ。


その夏美とは長い期間付き合っていた。


あの頃、それなりに夏美のことは好きだと思っていた。
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