今日も君に恋焦がれる
「胡桃、早く!秒で戻ってきて!」



そう言ってわたしの背中を勢いよく押したのは、同期で親友の


ーーー古澤琴音



「行ってきますっ」



そして、さっきからソワソワと騒がしいのが、一応この物語の主人公となる


ーーー七瀬胡桃


わたしは小走りで隣の部署へと向かう。


その道中、心臓はドッキドキだ。



「うーんっと、葵くんはどこかな〜?」



自分の存在を消し、こっそり覗き込む。


目だけをキョロキョロさせ、お目当ての人物を探す。




「!!!いたっ…」



あ〜葵くんだ〜…今日も相変わらずキラキラしてる〜!!眩しいっ!!


彼のことを見て思わずうっとり。
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