今日も君に恋焦がれる
「真宮モテんだろ?さっさと彼女作って結婚しとけ。じゃないと俺みたいに婚期逃すぞ」



と笑う柳田先輩。


いや、一緒にしないでほしい。そんなこと言われなくても彼女はいるし、柳田先輩みたいな道を歩むつもりもない。



「まあ今度ゆっくり飲みにでも行こうな」



と肩に置かれた手を今すぐ振り払ってしまいたい。



「失礼します」



少しだけ頭を下げその場を去った。


柳田先輩が胡桃先輩に気持ちを寄せていることなど入社してすぐに気づいていた。
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