今日も君に恋焦がれる
そう言って笑った二ノ宮さんに思わず目が点になる。


二ノ宮さんったら性格もいいの?完璧すぎない??こんなわたしのことを綺麗だなんて…お世辞でも嬉しいっ。



「わたしは二ノ宮さんの若さが欲しいな」



と言ってリップを塗る。


これは本音です。だってその若さがあれば葵くんのこと…。



「七瀬先輩も若いじゃないですか。でも大人の女性!って雰囲気があって本当に憧れます」



あ〜、この子は本当に可愛い。きっと葵くんに相応しい子はわたしじゃなくて二ノ宮さんなんだろうな〜…。


そのことに葵くんが気づくのも時間の問題なのかもしれない。
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