今日も君に恋焦がれる
「胡桃?そろそろ行くよ〜」



琴音が顔を覗かせに来て、渋々重い足取りで向かうことに。


はぁ…。


もう心の中では数えきれないほどのため息が溢れている。



「ちゃんと仲直りして、一緒に帰りな?」



居酒屋に入る前に琴音はそう言って背中を優しく撫でてくれた。


仲直り…できるといいんだけど。なんか嫌な予感しかしないんだよね。どうかこれが気のせいでありますように。


そう祈りながら暖簾をくぐった。


中に入ると、すでにメンバーが揃っているようだった。
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