もっと蜜溺愛婚 ~冷徹御曹司は努力家妻への溺愛を止められない~


「……そんなの、決まってます。僕だって望んでますよ、二人の子供を」

 私が柚瑠木(ゆるぎ)さんから目を逸らさないように、彼もしっかりと私を見つめ返してそう言ってくれました。私と同じ気持ちでいてくれてるんですね、柚瑠木さんも。

「ですが……その、僕としては二人だけの蜜な時間をもう少し楽しみたい気持ちもあって」

 そんな柚瑠木さんの言葉を聞いて、私も彼との甘い時間を思い出し頬が熱くなるのを感じます。いつもは隠してしまう彼の本音が聞けて嬉しかったり、ちょっとだけ恥ずかしかったり。
 その……二人だけの時間は柚瑠木さんはとっても甘くて優しくて、少しだけ意地悪だったりするので。

「……もう一つだけ、笑わないで聞いてくださいね?」

「はい、何ですか?」

 チラリ、と私の事を確認して柚瑠木さんは少しだけ話すのを躊躇うような顔をします。もう一つの理由とはいったい何なのでしょうか?

「僕が月菜(つきな)さんを独り占めしていたいんです、もう少しだけ」

 私を独り占め……? えっと、それってもしかして。こんなに冷静で、落ち着いた雰囲気の柚瑠木さんがそんな子供みたいな事を言うとは思ってなくて。

「あの……柚瑠木さん、二人の赤ちゃんにまでヤキモチを妬きそうになってるんですか?」


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