ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜3
 森エルフは見た目が華奢で美形が多い、全体がキラキラした雰囲気の種族である。
 しかし、森と共に生きてきた彼らは狩猟が得意であり、身体を張った闘いが大好きで長くて強い弓の扱いに長けている。その見た目に騙されて、彼らをいいようにしようなどと企む悪人は、再起不能なまでにボコボコにされて、獣の餌になって来いとばかりに森に放置されたりするので、少し頭の働く者ならば彼らと敵対しようとは考えない。

 そんなタフなエルフたちなので、同じく身体を張った勝負が大好きな獣人とは趣味が合い、スカイヴェン国とマーレン国は昔から仲が良いし、合同格闘大会などを開いておおいに盛り上がっている。

「だが、セラは特に暴力的すぎると思うぞ!」

 セラの手を逃れたウィリオ王子は、失礼な従者に文句を言った。

「え、そんなー、これも愛ですってば」

「絶対に違ってる!」

「あとでチューしてあげましょうか?」

「いらぬわ!」

 相変わらずのボケと突っ込みである。

 そんなふたりを見て、エリナは(ふたりとも、本当に仲良しなんだね。エルフの常識は理解できないけど、ウィリオ王子が日に日にしっかりしてきているのはわかるから……森エルフには森エルフのやり方があるんだな。これぞ『文化』の違いだね)と感心するのであった。
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