ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜3
 料理人たちはそれぞれ、エリナのプリンを忠実に再現していて、どれも美味しく出来上がっていた。

「それではこれで失礼します」

「エリナさん、素晴らしい料理を教えてくださってありがとうございました!」

「こちらこそ、美味しいごはんをありがとうございました」

 プリンを堪能した後に昼食をご馳走になったエリナとルディは、プリンの虜になった人々から熱い感謝の言葉をかけられ、馬車に乗ってコースト家に戻った。もちろん馬車には、試食用のプリンが氷の入った箱に入れて積まれている。

「これはとても美味かったな。戻ったら、母上たちにも食べさせてもらえないか?」

 ルディは「みんな大好きだと思うが、特に母上が喜ぶと思う」と言った。

「もちろんですよ。冷蔵庫のない家庭だと作りにくいし、日持ちもしないから心配なんですけど、王宮の厨房なら大丈夫ですからね」

 食中毒を起こしたら大変なので、販売する時には保冷したものをその日のうちに食べ切るようにと、充分に念を押してきた。

「これは、冷凍できるのか?」

「残念ながら、冷凍すると食感が変わってしまうので、あまり向かないんですよね」

「なるほど」

「でも、半解凍で食べるのは美味しいかも……あとで試してみたいと思います」

 質問に即答するエリナに、ルディは(食べ物に関して、本当に物知りの子猫だな)と感心した。
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