冷徹御曹司の溺愛は突然に、烈火のようにほとばしる~愛なき契約夫婦の艶美な一夜~

告白

「玲奈。もう一度言わせて。俺は玲奈と本当の家族になりたい。玲奈を愛してる。もう俺以外には触れさせたくない。俺が玲奈を守りたい。」

うん…。うん…。
頷くことしかできない。
涙が溢れ、こぼれ落ちてくる。

「玲奈を幸せにしたいんだ。もう知ってると思うけど俺の立場上、玲奈の力を借りなければならないことがたくさんある。これがずっと続くと思うと嫌になるかも知れないけど…でも俺が守るから。だから俺と結婚してください。」

「は…はい。私も…私も響さんといたいです。一緒にいさせてください。」

ギュッと抱きしめられ、膝の上に横抱きにされた。

「ありがとう、玲奈。俺話さなきゃならないことがあるんだ。このまま聞いて…。」

「はい。」

ピッタリとくっついたままお互い顔を見ずに話し始める響さん。
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