冷徹御曹司の溺愛は突然に、烈火のようにほとばしる~愛なき契約夫婦の艶美な一夜~
式当日。
やっぱり響さんに会うことなく1人で式場へ向かった。

米山さんが父親役と引き合わせて挨拶を済ませる。
何度も父親役をしてるらしく手順は慣れたもの。
そういう仕事も少なくないってことなのね。
ま、そういう私もお世話になるんだけど。

ヘアメイクが済み、ドレスに袖を通すとなんとか見れる程度の花嫁にはなれてそう。

まさか、こんなことでウェディングドレスを着ることになるとはねぇ…と複雑。
でも、一度も着ないで人生終わるかも知れなかったので良しとしよう。

米山さんに両親への手紙を渡され、練習するように言われた。

響さんの両親に挨拶してないことを気にしていたが、お兄さんが亡くなって以来関係性がうまくいってないらしく挨拶はいらないとのこと。
今日は表面上普通にしてもらえたらいいと言われている。
息子1人亡くしたのはわかるが、もう1人の息子に当たるなんて信じられなかった。
でもそれが彼の両親。
結局響さんが持ち直させたらしい会社を両親はどう思っているのかは推し量れないところではある。
私はとにかく卒なくこなせばいいだけ…。

さぁ、始まるわ。
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