シンママ穂乃香の悩める再婚(26歳のwedding続編)

佳奈の浅はかな考え

「お、佳奈じゃん、坂口課長と、
あ、もう、課長じゃ無かった‼
ゴメンゴメン

違ったね坂口係長と、
佳奈籍入れたんだっけ
おめでとう。」

同期のミナミと優里亜は
坂口陽仁を射止めた佳奈に
駆け寄った。

少し不機嫌な佳奈は
「最悪‼
なんで籍入れた事知ってんの?」

「あらら、みんな言ってるよ
佳奈幸せ太りかって、みんな噂
してるし笑」

「違う、太ったのは、ストレスよ‼
社長の親戚ってのも違ってたし
社長夫人狙ってたのにぃ

何の為に結婚したのか分からない‼
💢プンプン‼」
益々不機嫌な佳奈はイライラ爆発‼


「アララ、ドンマイ佳奈‼
坂口係長を好きで結婚したんでしょ
良かったじゃないの、

それよりさァ優里亜きいて!
本社に幾多さんいるじゃん。
課長からソロソロ上に昇進だって

前からさ背が高くてカッコ良かった
じゃん。
この間偶然見ちゃったんだよね!
めっちゃカッコ良かったぁー
あたし本気でアタックしょうかなぁ」


「え?本社で今課長でしょ?
又ぁ昇進、それはホント?」

佳奈は
なにかヒラメイタようで
マウント取るように2人に言った。

「あら私と幾多さん
仲良かったのよ、アンタら
知らなかった?
手だしたら許さないからね‼」

顔を見合わせる優里亜とミナミは

「アンタ係長の嫁じゃん。
しかも肉付きいいし」


「ムカツ陽仁といたらこうなったの‼
脂っこいのバッカリ食べてるし!」

アッチもコッチにも手を出さそうと
する佳奈に2人は呆れながら

「どーでもイイけど
新婚さんは新婚らしく
仲良くしなさいよ‼
だいたい、ミナミが幾多さんの事
好きな事、佳奈だって知ってた
ヨネ‼」

優里亜は佳奈を諌めるように
言い聞かせたが佳奈には2人の
気持ちは通じない‼

「・・・な、何よ
早いもん勝ちよ”」

「は?アンタ嫁に行ったんだから
落ち着きなさいよ。
坂口係長に言いつけるわよ‼」


「フン、あんなタヌキ、
契約違反よ!
カッコ良かったのにマルで詐欺
まん丸くなっちゃって無理‼」


「・・・アンタ鏡見て来なさいな‼
アンタが坂口係長の事いえる?
係長も同じ事思ってるって
おもわないの?」

「‎フンなんとで”も”言えば‼
私、幾多さんの電話番号
登録してるもんね‼」


「Σ(ŎдŎえっ、Σ(ㅎωㅎ;)嘘」

「ふふ━━━━んだ‼」
佳奈は陽仁の携帯からコッソリ
めぼしい社員(独身)のIDを抜いていた。
その中に幾多のIDもチャッカリ
あった。テヘ

はち切れんばかりの制服をパンパン
させながら佳奈は御機嫌に去って
行った。

「まあ、ね‼」
おしりをプリプリ振りながら
ミニスカから飛び出した
大根足につけ、性格は最悪やん

今まで落とせなかった男は居ない
そんな経歴に佳奈は自信満々だった。

優里亜とミナミは、ルンルンと
去る佳奈を見送りながらクスクス

「鏡プレゼントする?」
二人はついにプッと吹き出し
遂に我慢出来ずキャハハキャハハ
笑いだした。


自信満々に歩く佳奈は
自分がそれほど太ってるとは
思っていない。
ボッチヤリも可愛いと良いように
脳内変換
私は可愛いいんだから💕ウフ
と気にもしない様子
自信もここまで来れば才能か?




志穂はスクスクと育ち可愛らしさが
増してきた。
篤志は仕事が終わると真っ直ぐに
穂乃香と志穂の待つマンションへと
帰ってくる。

そんな篤志を見ながらちょっと
申し訳なさも湧いてくる。
篤志はまだ25歳
合コンとかマッチングアプリとか
出会いの場はマダマダ沢山ある!
容姿だってすこぶる良い
何も28になる歳上、子持ちを
選ばなくてもいいのに・・・

志穂のオムツを変えてくれる
篤志を見ながら彼の将来の事を
考える。

「篤志、ご飯だよ!」

「シッ 志穂が寝てから
食べるよ。
もう直ぐ寝そうなんだ」
と小声で呟いた。

篤志はデ〇ズ〇━のLoveソングを
流暢な英語で志穂に歌い聞かせながら優しい顔をしている。


「寝た寝たー」

志穂が生まれて2ヶ月
母乳も飲ませるがミルクも足して
飲ませている。

篤志はミルクを選ぶのも慎重で
色々調べて選んでくれた。


「俺の志穂だから妥協は
しない‼」


「別に一緒と思うよ(笑)」
呆れながら答える穂乃香に篤志は
意味ありげな顔を見せて

「穂乃香がこんなノンビリ屋だから
俺がシッカリしないとナ!あっ‼」


「ほらほらー又珈琲飲もうか
してるでしょ‼
母乳にカフェイン出ると
ど━━━すんの‼」


「違うよ、篤志に入れてあげてるの!」
篤志は(눈_눈)ジッ…怪しい顔をして
穂乃香をみる。

うー!!
「ほ、ホントだってバ━━‼」

「・・ま、そんならイイよ。
焼き魚に 珈琲⸒?
合わんくね?

焼き魚に飯が俺で
珈琲は自分が欲求に負けてチョロッ
と飲もうかしてたでしょ
嘘つけないタイプなんだから
気を付けてくださいよ(눈·̫̮ 눈)
穂乃香ママ」


「ううん、はい‼。
一口だけのつもりだった
です。スミマセン」
とバッ悪そうに小声で言う。


「まあ、欲求には勝てないよな
でも我慢して母乳に出るから」

「はいションボリ」

仕方がない、それから篤志は

「穂乃香も休んで、あと片付けは
俺がやっとくし体を休めないと」


「もう大丈夫だょ〰︎〰︎
篤志こそ仕事で疲れてるでしょ
休んで」

「穂乃香、俺が帰ったあと
寝れないでしょ
志穂が寝てるうちに寝て‼」


篤志は志穂と穂乃香が寝た
のを見計らうとソーッと自分の
マンションへと帰っていく。

穂乃香は志穂は、元夫の子供なのに
こんなに尽くしてもらってるのを
心苦しく思っている。
確かに志穂は可愛らしいが
篤志の血が入って無いのは紛れも
ない事実、篤志はそれでも愛せると
言ってくれる。

篤志が出たあと窓をソッと空けて
篤志の車を見送った。


そんな毎日が続いてもう3ヶ月
篤志は今日から三日間、仙台へ
出張に出る。

志穂を抱っこ紐で抱っこして
散歩に出る。
何時も部屋の中だから気晴らしに
近くの公園へと向かう。
空が高く、雨上がりのせいか
芝生もイキイキとしている。

志穂も気持ちいいのか笑顔を
みせてくる。
可愛い



公園に着くと篤志からのLINEに
気付く‼
ニッコリ頬が緩む

「ほら、志穂、篤志からだよ
なんだろうね~ぇΣ٩(⊙д⊙)۶」パッパッ

穂乃香は視線に気付いて
白いワゴン車からサングラスを
かけてジッと刺すような視線を
向ける人影に気付く

不安な┣¨‡┣¨‡が襲って来る。

既読になったまま一向に
帰って来ないLINEを気にしつつ
篤志は、空港へと向かう。

「なんか気になるな‼」

篤志は穂乃香にLINEを送るが
返って来ない!

どうにも気になり車をUターン


「この時間ならきっと散歩に
公園に行く時間だ‼」


「今更なに?」
怒号が飛び交う公園の長椅子で
男女の言い争いが響く!

もう一時間くらい同じやり取りをして
穂乃香も疲れてきた頃


「穂乃香」
すかさず篤志が駆け寄った。

「篤志助けて」
そんな穂乃香の華奢な腕を掴む男は

脂ギッシュで丸々と太り背の高い
・・・・・陽仁だった。


「せ、先輩‼」
駆け寄る篤志にきづくと
陽仁は穂乃香の顔と篤志の顔を
交互に見ながら

「う嘘だろう‼」
と目を見張った。

篤志も気まづい顔を見せながら
驚きをかくせなかった。
「せ、先輩‼なんでここに?」


「キサマ、俺を裏切ったのか?
なんでお前が穂乃香の所に
来るんダヨ‼」
陽仁は篤志の襟首を掴み張り倒した。

「何言ってるの‼
志穂が生まれそうな時
あなたは来なかった!
何度連絡しても来なかったじゃない‼」


陽仁は渋った顔をして
「それ・・・は、」

「浮気癖が起きてきたんでしょう。
遊びを辞める事出来なかったん
だよね。」


「すまない!
後悔してる、償いたい‼」


「もう遅い、志穂の父親はもう
篤志だから、生まれる時も
生まれてからも、一緒にいてくれたし
志穂も懐いているわ‼」

叫ぶ穂乃香を背中に隠し篤志は
睨みつけるような目をした。


「先輩、あなたはもう結婚して
ますよね!
彼女が誰を選ぼうが自由です。」

陽仁は寂しそうに穂乃香に向かって
呟いた。

「穂乃香は幾多を選ぶのか?
志穂には血が繋がってないぞ」

それを聞いていた篤志は
「志穂?呼び捨てはやめて下さい
志穂は俺の娘です」
そう言った。

「ふ、ふざけるナ💢
俺の子だ、お前には渡さない‼」

大声で怒鳴る陽仁に穂乃香は
呆れて陽仁の顔を見ながら言った。

「陽仁、あなた志穂に何して
くれた?
生まれてからも会いに来ないし
それに入籍したんでしょう。
笑わせないでよ。
篤志はオムツ替えたり、ミルク
作ったり
寝かしつけてくれたり
私の産後の肥立ちさえ支えてくれた。

私と志穂にとって父親は
篤志1人よ‼
もう関わらないで‼」


「そ、そんな事を聞きたい
訳じゃない‼
俺は穂乃香とやり直したい!
本当の父親は俺だ‼」

穂乃香と離れ穂乃香の有り難さが
身に染みた陽仁は又復縁を
迫ってくる。

「違う、陽仁は私達を
捨てたのよ!
今の奥さんと仲良くやれば
いいじゃない!」

その時 うんぎゃ〜うんぎゃ〜
志穂が突然泣き出した。
もうかなりなギャン泣き‼
我慢できず陽仁を怒鳴りつけた
声で志穂はビックリしたのだろう。

「ゴメンゴメンよしよし
志穂怖かった?
ゴメンね」

志穂は穂乃香があやしてもあやしても泣き止まない💦

「穂乃香かして」
篤志が抱っこ紐を解いて
志穂を抱っこして

志穂が寝付くまで歌うデ〇〇ニーの
美女と野獣の主題歌を
いつもの様に流暢な英語で
歌い出した。

ギャンギャン泣いていた志穂の
声がパタリと止まり篤志を見ると
スハスハと呼吸を整えて
いるのか息を荒くして篤志を見た。
そして大好きな篤志に安心
したかのように

いつもの様にスースースーと
可愛い寝息に変わった。

志穂を寝かせたまま穂乃香に手渡し
抱っこ紐をパチッと背中で止めた。

それから穂乃香の手を引いて
陽仁を睨みつけ



「俺の忠告を聞かず
遊んでいたくせに今更ですか?
血は入っていなくても
志穂の名前には俺の字が
入ってますよ。

志穂は僕の娘です。」

そう言うと穂乃香の手を強く
握り返して

篤志は穂乃香を見て
「帰ろう」
そう言いながら歩き出した。

一人公園に取り残された陽仁は
我が子を抱かせて貰える訳も
無く公園の芝生にゴロンと
寝転んだ!

後悔しても埋まることは無く
座っては後悔
ゴロンとしても後悔を繰り返す

「もうどうにもならないのか?」
芝生を毟りながら空へと投げた。
大の字になり眩い太陽を見る。


なんであの時穂乃香の手を
はなしたんだろう。

クッソ


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