シンママ穂乃香の悩める再婚(26歳のwedding続編)

篤志の彼女、綾瀬

志穂を連れて伯父の家に行き
志穂を預けて伯父の家を出た。

昼夜逆転しているから
多分ずっと昼間は寝て居るだろう
穂乃香の寝不足は連日続いていた。

志穂は志穂なりに穂乃香に抗議でも
しているつもりなのだろうか!

とりあえず謝らないとあれ以来
電話もライ〇も繋がらない!
何より志穂が篤志に会いたがって
いるようで・・・
そんな気持ちになる。

バスに乗って篤志の務める
愛羅ホールディングス本社に着いた

穂乃香は本社の前に立つて考える、

「あれ?部所はどこだっケ?」
篤志がどの課でなんの仕事をして
いるのかさえ穂乃香は知らなかった。

とりあえず、受付で聞くか‼

自動ドアが空いて正面の受付け
迄と思い足を踏み出した。

穂乃香の前を昼休みなのか
エレベーターから数人の女子達が
ドヤドヤと出てきて
穂乃香とすれ違った。

「ねぇねぇ聞いた?
幾多さん、秘書課の綾瀬さんと
付き合ってるんだって」

「え?👂クィ」
思わず穂乃香の足も止まる。


「うそぉ、幾多さん彼女いるって
言ってたじゃない!」


「別れたらしいよ!」

「綾瀬か、抜け目ないよね
美人で頭良くて育ちもイイ」

「そうそう
彼女いるからってたじゃん
だから皆、諦めてたのにィ━━━」


「あの子あざといよねクソッ」
そんなやっかみ話を耳にしてると
エスカレーターから幾多篤志が
黒のスーツでゆるふわな髪を一括り
した目鼻立ちのハッキリした
23か4位の彼女を連れて降りてきた

時間的にランチデート

か?
あの子がウワサの綾瀬か?
穂乃果は篤志の彼女と言われた綾瀬
に興味津々

エスカレーターを降りた篤志と
目があった。
パリッとしたスーツ姿の篤志
やはりイケメンだ。

「あ、あ、あの~篤志」
穂乃香が声をかける。


彼女は不審な顔をして
「篤志さん誰?」
彼女は可愛い綺麗な顔で篤志を覗き見た。
チラと彼女と篤志の目が合って・・・

篤志は穂乃香にスタスタ近寄って
来た。

穂乃香は少し嬉しくなって
彼女とはなんでも無いんだと
思った。

しかし、篤志の口から出た
言葉に耳を疑った!

彼は穂乃香の目を捉え
冷たい目を穂乃香に向けながら


「やあ、姉さん何か用事
俺、綾瀬とランチ行くんだけど
あ、この子綾瀬って、言うんだ。
美人だろー(笑)
一緒にいく?(๑ ิټ ิ)」


エッ…?!ね、ね、姉サン?
私、姉サン‼
アンタ弟
いっからワタシ、ネーさん⁉️


「あ、アハハ ううん

あ、あのぉ、ね、姉さんは
近くに来たから寄ってみたの
邪魔しちゃ悪いから
いかないよ。
二人でど、どうぞ‼」

隣にいた綾瀬さんはニッコリして
頭を下げていた。
きっと本当の姉だと思ったの
だろう。

「志穂は元気?」

「うん、元気すぎて
・・・

あ、アハ、じゃじゃあね
邪魔しちゃ悪いから
帰るよ
篤志、幸せになってね」


「は?💢(笑)そんな事、姉さんの
心配する事じゃないよ!
別れた旦那の子供の事だけ
心配したらいいんじゃ
なんせ、シングルマザーだし!!
大変だろーね!」


「エッ うん そうだ'` '` '`ね。

大変だけど大丈夫よ。

あ、篤志には関係なか・・ったしね。
ゴメンゴメン
シングルマザーでも、頑張って
アンタの何倍も稼がないとね」


「💢ムカ
そ‼ じゃあな‼

綾瀬行くぞ、俺”達”の
貴重な昼休みが終わるぞ‼
いいよなぁ、時間のある
ネ━━━━━━さんは
ゆっくり子育てしなよ(笑)
ヒマなんだし!!」


「え、はああ💢?。」

そう言うと2人は肩を寄せあって
会社を出て行った。

子育ての大変さを身を持って
知ってるはずの篤志のハズなのに
そんな事言う?

ボー立ちの穂乃香は耳を疑った。
育休中なんだけど、ヒマって?
寝る暇もないんだけど、
そんな事を考えて見送ると

振り向いた篤志はニヤニヤ
2人は寄り添って
篤志が彼女の肩を抱いて・・・

もうそれを見ればお腹いっぱい。
怒りも水をかけられたように
鎮火!!

トボトボトボ
穂乃香は街中のバス停迄、力無く歩く
町はオフィスを出た男女の姿で
埋まっている。

そっかもう昼か‼
穂乃香の頭の中はさっき見た
2人の仲睦ましい後姿で
いっぱいに成る。

「そ・・・そうだよね!
姉さんみたいに思われてたのかも
知れない。

結婚がどーのこーの、の続きは
彼女の事だったのかもしんない。
私の脳が都合よく変換したのかも

誤解してたのかなぁ
愛されてるってず━━━━っと
思ってたよね!

思い上がりも、盛りすぎか?
ううん、思わせぶりな態度を
とった篤志も悪い‼

ア━━━━━━━━━━ア
無駄につかれたなぁ
帰ろ!!」



「幾多さんどうしたの!」
俺は綾瀬の肩を抱いていた手を
下ろした。

「悪い、綾瀬ちょっと‼」

「え!どこ行くの?」
綾瀬の言葉に答える様子も見せず
篤志は穂乃香の姿を探して、来た道
を走る。
横断歩道の人混みの中で穂乃香を
探した。

篤志が探しているのも知らず
穂乃香は信号で止まったバス
の中で項垂れていた


目の前を走り回る篤志に
気付かない。

バスを降りたらもっとしっかりした
母親になると決心していた

しかし流れ出る涙は止まらない
篤志を恨んでもいない

いつの間にか好きだったんだ

勘違いした自分は矢張り人に
頼る事しか出来なかった
甘えてる。

篤志の優しさを愛されてるって
勘違いする程弱くなってたのか✔
しっかり、しっかりしなくちや

志穂を育て上げる迄まだまだ
遠い。

シングルマザーの初心者マーク


ただ篤志と綾瀬さんは
お似合いだった事がショック過ぎて
穂乃香よりブスで
穂乃香より体型悪くて
なら、なんでよ‼って言えるけど
彼女は穂乃香より美人で
穂乃香よりスタイルがいい

そして・・・一番負けたのが
若さ、あのフレッシュさは
摘みたての桃
弾けるレモン


幾多篤志の嫁に文句無しの
太鼓判をポンポンポ━━━━━ン
と身内なら押せるくらいの女の人

あんなんに迫られたなら
穂乃香なんてポイっ ⌒Ꮚ


いやいやいや姉さん扱い
なんだけど
ね、

初めから恋人じゃ無かったんだけど
ね。

好きだと言ってくれてたのは
ん?聞き間違い?


まさか違う意味の好き

「あ・・恥ずかしいカモ
勘違い女、チョー恥ずかしい‼」

今から篤志に会ったら走って逃げよ
きっと今頃勘違い女と呼ばれ
笑われてるんだろうなぁ

キャ━━━━━━ァァ!!!
恥ずかし━━━━い

考えれば分かる
手も握らない
キスも無し
好きと言われたがあの好きは
LIKEでLoveじゃないって事?‼

それから

話があると言われていたのは
「おれ、ハッキリ言うけど
ボランティアだから・・とか?

困ってたから手伝っただけ・・とか?
そんな話かよWww.多分‼」

きっと勘違いスンナって言いたかった?
きっとそうだ‼

もう合わない様にしょう━━━━っと‼
「ハァ-」

これからは身を入れて志穂の面倒
見なくちゃ育休1年あるし
その間に保育所見つけなきゃだし
失恋💔で悩んでいる暇なんて
無いよね!

あ━━━━あ💦
離婚の後は💔失恋か‼

ま、こんな事もあるサ
ドンマイ‼



「幾多さんコレ」


「ああ、ありがとう。」
綾瀬奈菜は、コンビニで買って来た
サンドイッチと珈琲を
幾多に差し出した。

「今度の金曜日食事にでも
行きませんか!」

「アア、はぁ・・・。
ウンウン」
篤志は上の空で返事をした。

「キャ-ホントに
嬉しい。」

「ああ、うんうん。」
綾瀬奈菜は、ご機嫌で企画課を出た。

幾多と綾瀬の噂は社内に直ぐ
広まり、尾鰭背鰭をつけ大きく膨らみ
何時の間にか婚約したと噂
になっていた。

何度か綾瀬の買い物に付き合ったり
ランチを一緒にしたり
そんな日が続いた。


穂乃香はどうしてるだろう。
志穂は元気かな?
そろそろ離乳食の頃か?
毎日考えていれば限界が来る。

そして何ヶ月も悩んだ挙句
金曜日の夕方
退社して穂乃香のマンションに
行くと決心した。

ハッキリさせたい。


「幾多さ━━━━━ん。」
会社の裏口で綾瀬が待っていた。

「どーしたの?
誰かとまちあわせ?」
不審な顔を見せる綾瀬に篤志は
微笑みながら聞いた

「ん━━━━もう‼
今日一緒にご飯、約束したでしょ
約束はちゃーんと守って
くださいよ~」


「え?ランチじゃ駄目?
今日用事があるんだよ!」
綾瀬とはあれから良く食事に
行くようになった。


「・・・・・用事?って?
約束しましたケド、わすれました?。
奈菜の方が早かったンですけど‼
まさか彼女さんですか?」

「・・・悪い‼」
篤志は頭を掻きながら謝った。

「そんな酷い‼」
女の子のしょげた顔と泣きべそに
勝つ訳が無い。

「ああ、わかったわかった
ゴメンゴメン何食べる?」

「居酒屋メニューで‼」
と喜んで答えた。
スレンダー美人の奈菜の口から
イタリアンとか高級フレンチ
とか言うのかと思えば
居酒屋?

綾瀬は居酒屋が大好き
居酒屋と言えば酒の強い女子
ガッツリ系の女の子のイメージ…
が強くて奈菜とはマッチしないが
そのギャップについ笑ってしまった。

「し、失礼ですよ笑うなんてぇ
居酒屋嫌いなんですか‼💢」

「ꉂꉂあははは
ゴメンゴメン、大好きだよ
じゃあ俺の知ってるトコ行こう
美味いンだよ!」


「は━━━━━い。」
美人で才女の綾瀬が可愛く見える
俺の顔もつい緩んでしまう
妹みたいなそんな感情が湧いて
来る。

ソレから夏を過ぎ秋になり



賑やかな横断歩道には家路を急ぐ
人達、連れ立って歩く恋人
若者の群れ

篤志と奈菜は二人で並んで
歩く

それを見ながら、エコバックを肩から
下げて右手左手には紙おむつ
背中には赤ちゃんをおんぶした
穂乃香がいた。


篤志と奈菜とすれ違う穂乃香に
目がいって
パパパッと目が合って・・・

ゞえええ〰︎〰︎
振り返る篤志を知らん振りでスルー
穂乃香は真っ直ぐスタスタスタ

穂乃香の背中に張り付いている
可愛い足がピョロピョロと動く‼

「あ、あ、オイ綾瀬、綾瀬!!」
綾瀬といつの間にか腕を組んで
いて綾瀬の腕を振り落とそうと
したが外れない

そうこうしていると信号は赤に
変わり穂乃香の姿は消えてしまった。

「はぁ
なあ綾瀬、仲直りって
どうしたらいいんだ?」
馴染みの居酒屋に着く
ビールをゴクゴク飲みながら
前に御行儀良く座る綾瀬を見る。
元気の無い俺に
綾瀬は・・・

「私と付き合ってください。」

「は?Σ(ΘДΘ;)」
突然の告白に篤志は呆然‼

「私、幾多さんが好きです。
駄目ですか?
彼女さんと喧嘩したのなら
別れてください‼

私諦めません。」

篤志はかなり飲んだが
酔いもス━━━━ッと覚めてきた。
綾瀬にお持ち帰りされる疑惑が
頭に浮かんだ。

「俺、帰るワ」

多少ふらついていたが頭は確り
していた。

会計を済ませ店を出る。

「危ない危ない‼」
陽仁先輩と同じコ━━━━━ス
を辿りそうだった。(;꒪ꈊ꒪;)))やべぇ
綾瀬を店に残して来た事は
最低かもしれないな。

綾瀬の気持ちが分かった今は
もう、あんまり関わらないがいい。
思わせぶりな態度をした俺も
悪かった。




ああ、こんな夕方買い物なんか
来るんじゃなかった。

昼夜逆転している志穂と毎晩の
疲れがたたり昼間遂に
グッスリ、志穂と眠ってしまった。

オムツとミルクは、明日でいいや
が通用しない。

絶対必要、オムツ二、三枚しか
ストックが無い‼

行くしか無かった。

近くのスーパーは大混雑の為
モールのある広い店まで足を
延ばした。

紙おむつ、ミルクを狙っての
帰り、見たくないモノを見た‼

最悪👎


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