午後八時十七分、シャッター横の路地裏で、

「店長ぉ~」
「あら何かしら。メンヘラヤンデレ自演乙ストーカーバイトくん」
「この前の、ありがとうございました。予定通りみっちゃんに嫉妬してもらえましたぁ~」
「きっしょ」
「みっちゃん、すっごく可愛いかったです。危うくゴミ出し用の箱の上に押し倒して服とか何か色々ひん剥いちゃうとこでした……! ダメですよね、そんなの。やっぱりムードって大事ですし、そういうのは色々と慣れてからですよね!」
「メンヘラヤンデレ自演乙ストーカー強姦未遂バイトくんに格上げね」
「あはは。キャラが渋滞してますねぇ」
「キャラならまだ救いようもあったでしょうに」
「あれ……いいんですか? そんなこと言って」
「……」
「兄(一番上)の携帯番号、要らないんですか?」
「恋愛って、素晴らしいわよね! 我慢したキミは偉いわ! さすがね!」
「……きっしょ」
「うっさい! 早く番号寄越しな!」
「はいはい」
「っしゃあ! ゲットだぜ! ハイは一回ッ!」
「てか、兄、既婚者なんでほどほどにしてくださいね」
「分かってるわよそんなの」
「……」
「そもそも私、他人のモノじゃないと興奮しないの。それが大前提だもの、上手くやるわよ」
「左様で」
「ええ。まぁ、また何かあったら相談なさい。確か、二番目のお兄さんも既婚者で、三番目のお兄さんは最近婚約なさったのよね? 協力は惜しまないわ」
「……僕よりクズですね」
「何か言った?」
「いいえ何も」


 ーおまけ 終ー
< 21 / 21 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:17

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

新人ちゃんとリーダーさん

総文字数/35,849

恋愛(ラブコメ)51ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
  「……嫌、か……?」  ねぇ待って。 「あ、う……い、やじゃない、です」  ずるいよ、そんなの。 本編 start&end 2020 09 26 番外編 → ① 2021 02 14 追加 → ② 2021 02 21 追加 → ③ 2021 07 29 追加  
エル・ディアブロの献身

総文字数/31,663

恋愛(その他)55ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
  「お前ら付き合ってどれくらい?」 「あー……半年くらい」 放課後の教室、半開きの扉 それを開けようとして聞こえたふたつの声 「てか、本当、いい金づる捕まえたよな。お前」 そのうちのひとつは あまり話したことはないクラスメイトの声。 「はは、まぁな」 そしてもうひとつは 付き合って半年になる恋人の声、だった。 ○最終章:裏にて若干のグロ描写あり● ○ワンクッションはおいておりません● 上記が苦手な方は、どうか、ご自衛を。 start&end 2021 07 14  
タイトル未定の恋心

総文字数/2,615

その他7ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
  あのコに夢中で必死なキミは きっと、ずっと、 気付かないままなんだろうね start&end 2021 07 02 夜桜冬希様 素敵なレビューありがとうございます。  

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop