The kiss of death!!〜イケメン悪魔5兄弟VS私!!〜
話が長くなってしまったがミアのおかげで何とかできた野菜たちの料理を私は誰かに振る舞いたい気持ちがあった。
ドヤ!これが私とミアの共同制作野菜やで。
と声高らかに主張したかった。
バッカスが「美味い」と言い、美味しそうに食べているだけで私は満足だ。
「…さて、と」
私は自分の分を食べ終えると席から立った。
「働くぞ」
そしてまだまだ畑の開拓をしたかったので畑仕事をする為に準備を始めた。
「働く?これからバイトか?」
「いや。これからするのは畑仕事」
バタバタと準備を始めた私を未だにご飯を食べながら不思議そうにバッカスは見つめる。
「畑…。この料理たちの食材も?」
「うん、そうだよ」
「俺も行く」
私の返事を聞くなりバッカスはすぐに席を立って私の側までやって来た。
無表情で何を考えているのかさっぱりわからないが興味があることだけは伝わる。