The kiss of death!!〜イケメン悪魔5兄弟VS私!!〜
「体軽い!なにこれ!バッカスありがとう!」
「一時的だけど。喜んでくれてよかった。俺も手伝う。指示してくれ、咲良」
「バッカス!何から何までありがとう!」
感謝をバッカスに伝えるとバッカスはどこか嬉しそうな瞳になった。
そしてバッカスとの畑仕事が始まった。
バッカスと2人掛で畑を作ったこと、バッカスが私に身体強化のギフトをかけてくれたこと、この二つによって、畑仕事は予想を大きく上回る時間で終わったのであった。
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バッカスとの畑仕事から数日。
バッカスは気がつくと私の小屋へ訪れ、ご飯を食べたり、畑仕事をしたりするようになった。
ここ数日でバッカスとの仲が深まった気がする。
また一歩人間界へ近づいているようで嬉しい。
「まーた来たのかよ、バッカス」
「今日もいるんだなエドガー」
バイト後。
まだ時刻は21時頃。小屋へ帰ってのんびりエドガーと過ごしているとバッカスが小屋へ訪れた。
そして毎度のお馴染みのエドガーとバッカスの会話である。