The kiss of death!!〜イケメン悪魔5兄弟VS私!!〜
「…ご飯」
ヘンリーと話していると今度はバッカスが私たちの会話に割り入って来た。
無表情だが、どこか不機嫌そうだ。
「ああ、先約がいたのに悪かったな。じゃあ俺はこれで」
バッカスの様子を見て呆れたようにヘンリーは笑うと軽く手をあげて小屋を後にした。
「バッカスごめん!食べ物はあるから!今から入れるから待っててね!」
「いや手伝う。何をしたらいい?」
少々不機嫌そうなバッカスに謝ってキッチンへ向かうとバッカスも私の後をついて来た。
早く食べたいのだろう。
「じゃあそっちの棚から大きめの皿を取って」
「わかった」
私に指示をされてバッカスは慣れた様子で棚へ手を伸ばす。