The kiss of death!!〜イケメン悪魔5兄弟VS私!!〜
「どうしたんだ?咲良?」
先程までほぼ無言だったバッカスがそんな私を不思議そうに見つめて来た。
「いや、状況の説明して!ギャレット、少年になってるじゃん!秘薬!?」
「…あー」
パニックになっている私を見て、バッカスは無表情だが、どこか納得したような表情になる。
「…ギャレットは咲良の契約悪魔なんだろ?ギャレットのギフト知らなかったのか?」
「…ギフト?」
「ああ」
少しだけ本当に少しだけ残念なものを見る目でバッカスが私を見る。
そんな目で見られても仕方ないではないか。別に悪魔の力を使ってどうこうしたかったから契約した訳ではないのだから。
私はただ元の世界へ帰りたいから契約をしただけだ。
それが人間界へ帰れる唯一の方法だったから。