Every single day
現在
あれから、もう何百回…もっとよね…道哉とは数えきれないほどのキスを重ねてきた。
そして今日もまた、道哉は出掛ける前にキスをひとつくれて、その背中を見送ったあと、私はケアキャップ作りに集中しようとした。
なのに、材料が足りない…。
まとめ買いしてこようか。
出掛けるとき、郵便受けを見た。
そこには、なんとなく見覚えのある名前の女性から、私宛ての葉書があった。
「水上紫苑様 あなたのケアキャップ、本当に素敵で、髪が抜けた悲しさからも立ち直れそうです。これで治療も頑張れます!本当にありがとうございました」
私は、いろんな人に沢山のケアキャップを作ってきたので、実を言うと全員の名前をちゃんと把握できていなかった。
葉書のすみに、プリクラのような小さな写真のシールが貼ってあった。
私が作ったケアキャップを被っている笑顔の女性…それを見て彼女を思い出した。
そして今日もまた、道哉は出掛ける前にキスをひとつくれて、その背中を見送ったあと、私はケアキャップ作りに集中しようとした。
なのに、材料が足りない…。
まとめ買いしてこようか。
出掛けるとき、郵便受けを見た。
そこには、なんとなく見覚えのある名前の女性から、私宛ての葉書があった。
「水上紫苑様 あなたのケアキャップ、本当に素敵で、髪が抜けた悲しさからも立ち直れそうです。これで治療も頑張れます!本当にありがとうございました」
私は、いろんな人に沢山のケアキャップを作ってきたので、実を言うと全員の名前をちゃんと把握できていなかった。
葉書のすみに、プリクラのような小さな写真のシールが貼ってあった。
私が作ったケアキャップを被っている笑顔の女性…それを見て彼女を思い出した。