世界で一番大好きです。

聞くのが怖い...。


あっ...秘密のノートに書いてみるとかっ!


それだったら如月君も家で読んでくれるだろうし、聞きやすいかなっ...?


でもやっぱり、怖いものは怖いっ!



「次の問い、如月〜分かるか〜?」



わっ...ビックリしたぁっ!


そ、そっか、今授業中だった!


えーっと、次の問い...あ、難しいとこだっ...


一応解いてるけど。



「えー...」



あ、如月君、困ってる...?


如月君は眉を下げて難しそうな顔をしていた。


私はもう思い切って自分の数学ノートを如月君に見せた。


すると如月君は眉を上げて私に微笑んだ後、私のノートに書いてある通りに問題を解く。


よ、よかったぁっ...間違ってたらどうしようかとっ...


そう考えていた時、ふと自分の机に貼ってある1枚の正方形の付箋が目に入る。
< 16 / 92 >

この作品をシェア

pagetop