世界で一番大好きです。

如月君は私に気づいた途端に大きく動揺したように1歩後ずさりして、ダッと駆け出してしまう。


えっ!! ま、待ってっ! やっと見つけたのにっっ!!


如月君の後を、私は全力で追った。


私、如月君に嫌われたくない。


だけど、それと同じくらい、私の気持ち、知っていて欲しい。









―――大好き。


















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