年上同期から恋人へのロード
「牧瀬・・・このまま帰りたくないけど、今の俺、きっと歯止めきかない・・・」
私はその言葉に色々な想像をして、体中熱に包まれたように熱くなった。
背中に手を回したまま、ゆっくり体を離し、また口づけをした。
「どうしよう、言葉にして両思いと思ったら、やばいくらい好き過ぎてどうにかなりそう」
秋月くんは満面の笑みを浮かべてそういいながら、もう一度私を抱きしめた。
同期の秋月くんが、大切な存在になった夜だった。
「大好きだよ。次の休みは一緒にゆっくり過ごしたいから、空けててね。帰ったら電話するから」
そう言って、もう一度口づけをして私の家の前まで送ってくれて帰って行った。

私は家に入ってから、しばらくぼーっとしていた。
私、秋月くんと両思いになった。
これって、もう付き合っていることになるのかな・・・
夢うつつで家に入り、ぺたりと座りこんでさっき起った秋月くんとの出来事を思い出すと胸がどきどきして体が熱くなった。

その時、携帯電話が鳴った。
秋月くんからだ。
「牧瀬、ちゃんと家の鍵閉めた?」
「うん、大丈夫」
「牧瀬、俺舞い上がって、ちゃんと言えてなかった。電話でごめん。俺と付き合ってください」
秋月くんの言葉にとても嬉しく涙が出そうになった。
「はいっ、お願いします」
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