ツンデレ魔王様と同居生活はじめます。





魔王…もっと言い方ってもんが…



と思うけど、なぜか私は泣きそうになっていた。




友情青春メモリアル…!!





宮前龍太郎はしばらく、呆気にとられたように黙ってたけど




ぶ、と不意に吹き出して





思い切り魔王を抱き寄せた。





「暁。知ってると思うけど俺は女の子が大好きだ」



「は、はぁ?知ってるわそんなの」



「でも実は暁のことが昔から一番好きなんだぜ?」







は、と固まる魔王を解放した宮前龍太郎が





私を振り向いて、にっこり笑った。






「つーわけで、よろしく。りのちん?」






え…私のライバル



まさかの宮前龍太郎!?





< 328 / 336 >

この作品をシェア

pagetop