【完結】この愛だけは決して揺るがない〜永遠の愛誓います〜
せっかくだからわたしも、凜人さんと一緒にトースターを食べたい。今日は二人だけの大切な時間だから。
「美乃梨、バターとかジャムあるけど何で食べる?」
「じゃあ……わたしはバターとイチゴジャムでお願いします」
「分かった」
冷蔵庫からジャムやバターを取り出した凜人さんは、リビングに持っていってくれる。
「……よし、出来た」
盛り合わせのフルーツを切り小さい器に入れたわたしは、ピクニック用のお弁当作りを無事に終えた。
「あ、焼けた」
焼けたトーストをお皿に乗せて、リビングまで運んだ。
「凜人さん、トースト焼けましたよ」
「お、ありがとう」
「はい」
忘れないようにピクニック用のお弁当もリビングに持っていって、テーブルに置いておくことにした。
「いただきます」と手を合わせ、軽く朝食を食べてから、わたしは食器を片付けてそのまま部屋に戻り、支度を始めた。
「何を着ようかな……」
迷ってしまう。ピクニックだから動きやすくしたいとは思うけど……。でもやっぱりデートだし、凜人さんに可愛く見られたいという乙女心もある訳で……。