【完結】この愛だけは決して揺るがない〜永遠の愛誓います〜


「天気もいいし、結構気持ちいいな?」

「そうですね。気持ちいいです」

 秋になったとはいえ、なんとなく過ごしやすい気温で気持ちいい。ニットのワンピース着てきて、正解だったかも。

「公園なんて久しぶりに来たな」

「……確かに」

 公園でこうやってのんびりと過ごすのは、穏やかでいい。

「お弁当食べる前に、その辺ちょっと散歩してみるか」

「はい」

 貴重品を持ち、二人でその辺を手を繋いで歩く。公園の周りには小さな子供たちが元気よく走り回っていて、とても可愛らしい。見ているだけで癒やされる気がする。

「可愛いですね、子供って」

「そうだな」

 凜人さんは、子供が好きかな?

「美乃梨は子供好きか?」

「はい。好きです」

 凜人さんにそう聞かれたわたしは、そう答えた。

「そうか。好きか、子供」

「……凜人さんは?子供、好きですか?」

「どうだろうな……。あまり考えたことないな」

 わたしがそう聞くと、凜人さんは正直にそう答えた。

「そうですか」

「でもいつかほしいと思ってる。俺たちの子供」

「……え?」

 俺たちの、子供……?
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