【完結】この愛だけは決して揺るがない〜永遠の愛誓います〜


 わたしがそう言うと鈴音さんは「そっか。それなら良かった」と安心したような表情で言っていた。

「本当にいつも、凜人さんには助けてもらってばかりです……。本当に感謝しています」

 気が付いたらわたしは、凜人さんのことを考えるとなぜだか微笑みが出てしまうようだ。

「……ねぇ、美乃梨さん?」

 わたしを見て何かに気付いたのか、鈴音さんはわたしにこう問いかけてきた。

「美乃梨さんってもしかして……兄のこと好きだったりする?」

「ええっ……!?」

 わ、わたし何も言ってないのに……!

「やっぱり。好きなんだ、兄のこと」

「……はい。好きになっていました。 気付いたら、凜人さんのことばかり考えてしまっています」

 わたしは鈴音さんに自分の気持ちを正直に話した。

「そっか……。そんなに好きなんだね、兄のこと」

「はい」

 だけどこの気持ちは、言える訳はないの。凜人さんを困らせたりしたくない……。

「兄には言ったの?好きだって」

「まさか!……言える訳、ないです」

「どうして?」

 その問いかけに、わたしは「……困らせたくないんです」と答えた。
< 87 / 184 >

この作品をシェア

pagetop