運命の恋人 ~上司は美しい悪魔の生まれ変わりだった~
私の中のリリスが目覚めた…

ルシファー…

あなたを愛している…ずっと前から…

生まれる前から…あなただけを…





リリス…

ずっと探していた…

お前だけを…愛している…



あなたの肌に直接触れたい…
私はワイシャツのボタンを外して、龍崎さんの胸に口づけた…




「…恵美…本気なのか…まだ引き返せるぞ…」

「もう…引き返すことは…ありません…」

「…全てを…失うぞ…それでも良いのか…」




「一つだけ…もしも…お願いを聞いて貰えるならば…健斗には私より可愛い彼女を、用意してください…幸せになって欲しいの…」




「…わかった…それで本当に良いんだな…」





これが、私の運命なら…
前世からの運命なら…
逆らえないことは、最初から解っていた…
あなたに会った時から…解っていた…



龍崎さんに熱く見つめられる…
それだけで溶かされていく…
あなたの眼に燃やされてしまいそう…



私は自ら着ていた服を全て脱ぎ捨てた…

「…めぐ…恵美…お前…」

少し動揺している龍崎さんの首に腕をまわして口づける…

応えてくれる唇…

熱くて吐息が漏れる…
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