総長様の溺愛は、甘すぎます。
「私と同じチームになっても、得ないですよ…?」

「え?何言ってるの。花衣さん。俺たちみんな花衣さんと同じチームになるつもりでやろうとしてるのに。」

そ、そんなの嘘だと思うっ、

慌てて、他の3人を交互に見るけど、凌さんも、九条さんも、白銀さんも、みんな頷いている。

「そんな顔すんなよ、とりあえずやろうぜ。」

「あ、はい!ごめんなさい。」

「いくぞ。グッとパーで分かれましよ。」

はっ、可愛いっ、九条さん、普段なら絶対そんな語尾言わないのに…

なんて、失礼な事を浮かべながら、私はパーを出した。


─結果は…
パーが私と白銀さん。グーが凌さんと白銀さんと水無月さんになった。

「マジか。佑香とバラバラ…」

「あの、凌さん!」

「ん、?」

「手加減しないでくださいねっ!」

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