総長様の溺愛は、甘すぎます。
俺は、まるで獣のように、佑香の唇に自分の唇を押し付けた。

それを何度も…何度も…。

「んっ、…」

佑香の甘ったるい声が俺を更に煽る。

そして、そのまま首元へずらして、俺のだという印をつけた。

「っ!い、た、」

「あま…」

早く、早く、俺のものになれよ。

「り、凌さん…?」

佑香のそんな声で、俺はハッとした。

何を…してたんだ…。

「佑香っ、ごめん…」

慌てて佑香を抱き上げて座らせ、優しく包むように抱きしめた。

「っ、、えっ、と…」

こんなの、好きになってもらうどころか、嫌われて当然の行為。

「私は…大丈夫、なので、…謝らないでください…。」

若干佑香の声は震えている。

「嫌いに…なった、よな?」

「まさか、そんなわけありません。」

優しすぎる佑香の頭を俺は何度も撫でた。

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