総長様の溺愛は、甘すぎます。
最寄り駅で降りると、聖良くんは何度も暗いから送ると言ってくれた。

バレたくない。それに、今は、気まずくて…少し1人になりたい。

だから、お礼だけ言って、逃げるように帰ってきてしまった。

文月家のインターホンを押す。

このお家は、セキュリティがすごくて、普通の家みたいな鍵制度じゃなくて、門番の人が立ってるような感じ。

それで、許可がおりると、自動で門が開いていく。

だから、インターホンを押すしかない私。

「はい。」

「長谷部さん。花衣です。」

「すぐに開けます。」

「ありがとうございます。」

大きな門は一瞬で道を開けてくれて、私はドアの所まで早歩きで進んだ。

そして、グッと手に少しの力を込めて、ドアを引いた。
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