総長様の溺愛は、甘すぎます。
「いただきます。」

そう言って、1口フレンチトーストを口に運んだ凌さん。

「うまっ、」

「本当ですか!良かったです。」

すると、良いタイミングで長谷部さんがやってきて、私に向かって、微笑んでくれた。

「ありがとうございます。美味しそうです
ね。」

って…

私も2人と一緒に朝ごはんを食べ始めた。

そういえば……このお屋敷、大きいから、もっとお手伝いさんとかいるものだと思ってた。
でも、見るところ、長谷部さんだけみたい。

明日は、学校だから、準備しなくちゃいけないなぁ…

「佑香、今日、明日の準備するよな?」

「あ、はいっ!」

「悪いな。俺、今日出掛けなきゃ行けなくて、佑香の手伝いしてやれない。」

「大丈夫です!ありがとうございます。」

優しいな…凌さん…



それからの私は準備におわれて、あっという間に一日を終えた。
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