私、お金持ちになっちゃいました!?



するとパンパァーンと
夜空に花火が打ち上がった



「あ、綺羅!花火上がったよ!」



綺羅が置いていた頭を
離し立ち上がったので、
私も綺羅に続いて立ち上がる。



2人でまた窓際に寄りかかった。



「きれーだね!」


「そうだな」


2人でしばらく花火を
見つめていると



突然、綺羅が私の両肩を掴み
自分の方へ向けさせた



「どうしたの?」



私は意味がわからず
キョトンとして
綺羅を見つめた



何だろう?そんな真剣な顔して…



「たぶん、今言わなかったら一生後悔しそうだから…次いつ言えるかわかんないし…素直じゃねーからさ…」



あ、素直じゃないって
認めるんだ…


綺羅は馬鹿だな



その認めてるとこが
もう既に素直だってこと
気づいてる?
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