私、お金持ちになっちゃいました!?



ーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーーー


私は今とんでもない現場を
目の当たりにしている。



勉強会をうちで(松韻家) で
やってもいいか聞くために
松韻先生を探していたのだが…



何故か校舎裏で女子生徒と二人きり…



って何してんの私!?
見ててもしょーがないじゃん!!



そうは思うものの立ち去る事が
できずに茂みに隠れながら様子を伺う。



「私、先生の事が好きなんです!!」



あー、やっぱりそーだよねえ。
しっかしあの人来たばかりで
なんであんなモテてんだろ?



「ごめんな…先生と生徒じゃ恋愛はできないんだ」



「い、いいんです!ただ…気持ちを知って欲しかっただけなので!」



そんな自問を頭の中で繰り返している間に
気づいたら先生が1人ポツンと立っていた。



「おい」



ギクッ


低くドスの効いた声で呼ばれ
全身が硬直する


徐々に近づく足音


バレてたーーーーーーー!?
< 29 / 238 >

この作品をシェア

pagetop