恋歌-Renka-



「で、いつやるんだ?」



「んー、夏休みでよくない?」




私の質問に帝が返す




夏休みかぁ…




悪くないな。




「じゃ、そうするか」





他のみんなも賛成して
夏休みに6人での
打ち上げが行われる
ことになった。



ーーーーーー




まあ、それが今日なわけで
待ち合わせ場所についた私は
辺りを見渡すが誰も来てない。




待ち合わせ時刻は13時
時計を見ればまだ12時40分




20分も早く着いてしまった。





「あまりに早く来すぎたな…」




私は近くにあったベンチに
腰を降ろした。




「花音さん……。」




確かに聞こえた
私の名前を呼ぶ声が……



こんな呼び方をするのは
たった一人しかいない。




「西谷」



「おはようございます……いや、こんにちはの方が正しいですかね?」




そんなことを言いながら
私の側まで歩み寄る。




「今は、そうだな。こんにちは…だな。」




彼があまりにも普通に
接してくるから
忘れかけてたけど……




私………こいつ……




西谷に告白されてたんだっけ。
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