下弦の月*side story*
第1話

綿雪

暖かくなった4月の終わり。





一週間後に結婚式を控えた二人が、




私達の家に遊びに来てくれた。





淳平は、店を出来るだけ早く閉めて帰ってくるって言ってたから。




今は3人しかいないんだけど。





月香と私で作った料理を口にしながら、




お酒が進み、




話題は自然と私と淳平のなれそめになっていた。






そういえば、二人の事は知っていても私達の事を話した事はなかった。








ここからのお話は、




淳平と私が、今に至るまでを描いたお話。


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